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プレイワールドのサッカーの賭け方
プレミアリーグの選手が着用しているシャツやスタジアムの目立つ看板広告を見ると一目瞭然ですが、多数のブックメーカーは、イギリスやヨーロッパのサッカーチームのスポンサーとなっています。
プレイワールドのサッカーを試してみたい方は、この記事を参考にしてみてください。
サッカー賭博のやり方 ブックメーカーの賭け方いろいろ
- 勝敗予想(マネーライン、1X2)
- 結果予想
- オーバー/アンダー予想
- 発生する特定の出来事(イベント)予想
1.勝敗予想(マネーライン、1X2)
サッカー賭けの最も一般的な賭け方の1つは、勝敗予想です。勝敗予想は、マネーラインや1X2とも呼ばれています。1はホームチームの勝利、2はアウェイチームの勝利、Xは引き分けを意味しています。
勝敗予想は最も単純な手法で、試合に勝つチームやプレーヤーを予想して賭けます。各試合の勝敗、あるいは複数の試合の勝敗を組み合わせてアキュムレータ(パーレイ、コンビべット)として賭けることができます。
複数の試合の勝敗予想をまとめてアキュムレータべットにした場合、オッズと配当金が高まりますが、勝率は下がります。
レアル・マドリード対ユベントスの試合で、勝敗予想(1X2)に賭ける場合を例に挙げます。
- レアル・マドリードの勝ちオッズ:1.4
- 賭け金:5ドル
>レアル・マドリードに賭けて、試合に勝った場合の配当金:
$5 x 1.4=$7
賭け金5ドル+2ドルの利益を獲得し、合計7ドルを配当金として受取ります。
>ユベントスの勝ち、あるいは引き分けの場合は、賭け金の5ドルを失います。
2.結果予想
結果予想は、勝敗予想と同様、わかりやすく最も古典的な賭け方のひとつです。試合の正確な結果を予想する必要があり、勝敗予想よりも難しくなるため、オッズも高くなります。
結果は、潜在的に確率の多様性が増すため、運の要素が大きくなり、注意が必要です。
レスター・シティ対リーズ・ユナイテッドの試合で結果予想に賭ける場合を例に挙げます。
- レスター・シティが3対0で勝つオッズ:12.0
- 賭け金:$5
レスター・シティは、過去の3試合で3対0で勝利しており、勝てると確信しているとしましょう。この予想に基づいて、レスター・シティの得点が3-0になるという結果に5ドル賭けます。
>レスター・シティが3-0で勝った場合の配当金:
$5 x 12.0=$60
賭け金5ドル+55ドルの利益を獲得し、合計60ドルを配当金として受取ります
>レスター・シティが勝っても、結果が3対0以外の場合は、賭け金の5ドルを失います
3.オーバー/アンダー
オーバー/アンダーは、チームや試合の最終的な勝敗結果でなく、試合の得点ゴール、コーナー、イエローカードの総数に焦点を置く賭け方です。
オーバー/アンダーで最も一般的なのは、オッズ2.5を基準とし、試合のゴール数が3以上/2以下になるかどうかの予想です。
川崎フロンターレ対ガンバ大阪の試合で両チームのゴール合計(基準2.5)のオーバー/アンダー(TO/TU)に賭ける場合を例に挙げます。
- オーバー(TO)オッズ:3.2
- アンダー(TU)オッズ:2.5
過去のデータを調べてみると、ゴール数は多く、最近は両チームの得点王の体調も良好と聞くので、3ゴール以上になると確信しているとしましょう。この予想に基づいて、両チームのゴール合計が3以上のオーバー(TO)に10ドル賭けます。
>試合の合計ゴール数が3以上となった場合の配当金:
$10 x 3.2=$32
賭け金10ドル+22ドルの利益を獲得し、合計32ドルを配当金として受取ります
>試合の合計ゴール数が3未満の場合は、賭け金の10ドルを失います。
4.試合で発生する特定の出来事(イベント)
- 次のコーナー/スローイン
どのチームが次のスローインを獲得するかの予想は非常に困難です。試合のイベントに賭けたい場合は、例えば、試合の次のコーナーを獲得するチームを予想することができます。コーナーはスローインほど無差異ではないため、予想しやすいといえます。両チームの攻撃方法を分析し、次のコーナーを獲得する可能性が最も高い方のチームを判断します。
- イエローカードの数
統計的にカードを出す確率が高いレフェリーの場合、イエローカードの数、オーバー/アンダーに賭ける投機となることもあるでしょう。試合をライブでフォローして、ピッチの雰囲気が悪くなり始めるのを感じたなら、イエローカード数に賭ける選択もあります。
- 両チームが得点する(Yes/No)
特定の出来事が発生するか否か、二者択一を選択して賭ける選択肢(Yes/No)は、複数あります。例えば、両チームがゴールを決めるかどうかは典型的なYes/Noべットです。
バルセロナ対セビージャの試合で両チームが得点するか否かの二者択一(Yes/No)に賭ける場合を例に挙げます。
- 両チームが得点する(Yes)オッズ:4.5
- 両チームが得点しない(No)オッズ:4.0
リーダーボードの真ん中にあるチームのフォームを見ると、どちらもしっかり守備しているのがわかりますが、ゴールを決めるのは難しそうです。少なくともどちらかのチームが得点しない可能性が非常に高く、一方がゴールを決めた場合、譲歩を避けるために守備に進むと確信しているとしましょう。この予想に基づいて、両チームが得点しない(No)に10ドル賭けます。
>バルセロナのみが得点した場合の配当金:
$10 x 4.0=$40
賭け金10ドル+30ドルの利益を獲得し、合計40ドルを配当金として受取ります
>両チームとも得点した場合は、賭け金の10ドルを失います。
その他の市場
サッカーへの基本的な賭け方を理解したなら、試合前のベッティングだけでなく、ライブサッカーベッティングに挑戦するスキルも身についたということ。ライブベッティングでもベットの種類や仕組みは一切変わりません。唯一の違いは、すでに始まっている試合に対して賭けるということだけです。
この他、どちらかと言うと伝統的な枠組みからは外れた市場も利用できます。例えばベッターはコーナーキックが与えられる回数に賭けることが可能です。またカードベッティングでは、両チームに出される反則カードの合計数を予想します。
- サッカーのコーナーベッティングに関する記事を読みましょう。
さらにベッターは1試合だけの市場に限らず、様々なアウトライト市場にも賭けることができます。これらの市場ではリーグや大会の優勝チームを始め、得点王、降格チーム、フルシーズンでの各チームの総得点数などに賭けることが可能です。
サッカーベッティング戦略を進化させるには
負傷者のいるチームの調子が万全ではないことや、試合に用いられる戦術によってプレー内容が変わってくることは、サッカーベッターなら常識かもしれません。しかし、サッカーベッティングで一儲けしたいのであれば、こうした基本中の基本とも言える知識の上に、戦略を築いていくことが必要です。
最初から複雑な予測モデルに飛びつくのではなく、シンプルなデータ分析をいくつか行うだけでも、サッカーベッティングの成績は大きく改善し得るのです。例えば「ホームチームが有利である」という一般論も、ホームフィールドアドバンテージの分析によって定量化できます。ベッターは分析結果をもとに独自のオッズを計算し、ブックメーカーのオッズと比較することが可能です。
サッカーは元々ランダム性が高く、ブックメーカーにとっても予測が難しいことで知られる一方、通算成績や過去の統計といったデータから、サッカーベッティングで優位を築くことは可能なのです。ドローを予想するのであれ、両チームが得点することに賭けるのであれ、ゴール期待値を分析するのであれ、データがベッターの頼もしい武器になることは確かでしょう。
- それではホームフィールドアドバンテージを計算する方法を学びましょう。
サッカーベットに役立つホームフィールドアドバンテージを学習
スポーツチームのパフォーマンスは、アウェーやニュートラルのグラウンドよりもホームにおいて高くなることが通説です。これは1888年以来のサッカーリーグ全シーズンを見ても明らかで、シーズン中にホームチームはアウェイチームよりも多くの得点を決めています。
どのチームも遠征先よりホームで好成績を出すことを統計が示している一方、万能なホームフィールドアドバンテージのハンディキャップを作り出すことは不可能です。これはホームフィールドアドバンテージが他よりも大きくなるサッカーチームが存在することで本質的なアンバランスが生じているためです。
データの関連性
パンターは、どのデータに関連性があると感じるかも考慮に入れる必要があります。例えば、別のスタジアムにいたアーセナルの2005年以前の形態も考慮するべきでしょうか。裕福なオーナーが購入した後にHFAが著しく増加したチェルシーやマンチェスター・シティはどうでしょうか。
サッカーにおけるホームフィールドアドバンテージの計算方法
HFAを計算するには、シーズン当たりにホームで決めた得点数(HF)からホームでの失点(HA)を引いた数値を取り出します。次にそのシーズンでプレイしたホームゲームの数(19)で割ります。
HFA=(HF-HA)÷19
アジアンハンディキャップでホームフィールドアドバンテージを利用する
この情報はアジアンハンディキャップのベッティングにおいて特に重要です。あるチームのホームハンディキャップがホームフィールドアドバンテージ以下になっている場合、これは賢明なベットになるかもしれません。ただし、これはバランスの取れたベッティング戦略において考慮すべき数ある要因の一つに過ぎません。
ホームフィールドアドバンテージへの影響
ホームクラウド
ホームクラウドによるHFAへの影響には注意する必要があります。アンフィールドは、アウェーチームにとって急変しやすい空気を作ることで知られていますが、これはパフォーマンスの振るわないホームチームに悪影響となるでしょうか。
2013/14年シーズン以前では、リバプールはクラブの規模にそぐわない7位、6位、8位、7位でシーズンを終了しました。リーグの形勢が良くない中、リバプールはリーグ順位がトッテナムよりも下であったにもかかわらず、HFAは1シーズンを除いた全シーズンで上回っていました。 これはリバプールのホームパフォーマンスが他チームよりも強くHFAに影響されたことになるでしょうか。
スタジアムへの馴染み
アーセナルは2006年シーズンにハイベリーからエミレーツ・スタジアムに移転しましたが、HFAの活用に失敗しました。
移転前には、アーセナルは1997/98年に勢力を伸ばして2005年シーズンの終了までに5つのプレミアリーグトロフィーを獲得しました。この期間中、チームの平均HFAは1.51でした。
エミレーツ・スタジアムへの移転以来、アーセナルはFAカップに1度優勝した一方で平均HFAは1.23に下がりました。
スタジアム移転の影響は、移転前後のシーズンを考えたときには大きくなります。この2つの年の間にアーセナルのHFAは0.42下がりました。
ただし、アーセナルの過去6シーズンを見ると、HFAは少しずつ上昇しており、エミレーツ・スタジアムが「ホーム」になりつつあることが分かります。
これが示しているのは、チームに馴染みある「ホーム」グラウンドから移転する際、選手が新しい環境に順応しなければならないためにパフォーマンスが落ちるという点です。
サッカーのスタイル
チームが採用するサッカーのスタイルはどれほど重要でしょうか。例えば、リバプールのHFAは、マネージャーが同じで編成が類似していたにもかかわらず、2012/13年の0.89が2013/14年に1.84まで上昇しました。
主な違いは、マネージャーのブレンダン・ロジャーズ氏がより攻撃的な方針をとり、ゴールの機会が増えたことで、HFAが1試合当たり1点近い上昇になったことです。
審判
サッカーにおけるHFAに影響を与える要素に関して多くの先入観があります。観客数や遠征、天候は過去に挙げられた例です。
『Scorecasting』の著者であるモスコウィッツ氏とヴェルトハイム氏は、データをまとめてよく聞かれるこれらの通説を検証しました。そこで発見したのが、最も大きな影響は審判であるということです。ホームチームが審判からやや有利な扱いを受けていたことを発見しました。
この偏向は意識的に行われるのではなく、人間として観客の生の感情を吸収し、声の大きい側に傾いた判定を無意識的に行うことがあると著者らは明らかにしています。
また、ハーバード大学の研究助手であるライアン・ボイコ氏は、ホームフィールドアドバンテージへの影響の証拠を追究しました。
ボイコ氏は1992~2006年のプレミアリーグ5,000試合を検証し、ホームチームに対する審判の偏向を明らかにしました。
結論として、ホームチームのサポーター1万人に対してホームチームのアドバンテージが0.1点上昇しました。
また、ホームチームは特に経験の浅い審判からペナルティを受けやすいこともこの研究で示されました。したがって、試合結果を予想する際には、審判プロファイルを蓄積することも重要です。